バレエに必要なのは「いつ・どこで・何を」見せるかです。

土曜日アーキタンツさんでのクラスをありがとうございました。

 

朝のボディバランスクラスでは今日も身体の使い方、コンディショニングに加え、バレエやダンスに活かす為の音楽と身体の関係についてもレッスンしました。

特に重要なトレーニングとしてツイストとスパイラルツイストを使いそれに伴う身体の使い方の変化と音楽の感じ方、呼吸の変化についてお伝えしました。

ただ鍛えるだけももちろん良いですが、目的が身体の調子を戻すことや実践で活かすことを考えた場合は音楽的なアプローチは欠かせないものになります。

あまりトレーニングで音楽の重要性を伝えてくれる場所もないかと思いますが、僕のメソッドの特徴でもあるのでぜひ体験して頂けたら嬉しいです。

来週も行いましょう!

 

そして午後のバレエ入門クラスでは連続したテーマとして「音楽と角度」について深めていきました。

長年バレエの指導をしていてハッキリと分かったことはバレエにはいつ(音楽)、どこで(角度)、何を(形)見せるかが重要であることです。

その3つの要素があって初めてバレエがバレエとして、美しさを最大限引き出すメソッドとして機能しますが、バレエ団を含め、僕自身が身を置いていた場所においてその3つをちゃんと伝えている場所はありませんでした。

ましてダンサー同士でもそのような会話を行ったことはありません。

当たり前の共通認識がある中であえて言葉にしていないのではなく、ただ知らないだけ、または知識の活用法を知らないだけなのだと思います。

日本における英語教育と同じ状況がこのバレエにも当てはまっているのです。

言葉は知っていても、言葉の意味や歴史、活用方法を学んでいないからこそその使い方、使いみちが分からない。

だから使えないし、応用も効かないのです。

それを伝えるのが本当のメソッドであり、基礎なのだと痛感する日々です。

バレエで何か出来ないものがある時、立ち返る場所としてこの「いつ・どこで・何を」見せるかという3つを埋めてみることを覚えておいてください。

そのどれかが曖昧だとバレエの本来の力を発揮することが出来ません。

音楽と角度、そしてその時にそのパが出来るかどうか。

それぞれを埋めようとしてどうしても埋められない部分があった時、初めて身体の使い方という根本的なことが問題として現れます。

今は巷では身体の使い方、トレーニングがメインになっていますが、バレエが行おうとしている本当のことが分かれば、バレエのレッスンを行うだけで十分に上達していくこと、バレエダンサーのような身体になっていくことが分かるでしょう。

まずは一つ一つの意味を教えてもらうことから始まりますが、それを知ってしまえばあとはそれに基づいてレッスンを積み重ねていくだけですので、何も迷うことなくマイペースにバレエと向き合うことが出来るようになるでしょう。

 

 

あと少しなんだけどそのもう少しの壁が越えられず悩んでいるダンサーやバレエの指導に不安のある教師の方はぜひ体験しにいらしてみてください。

足りなかったものが埋まるだけでなく、想像以上にバレエが楽しいことに気付けると思います。

 

 

土曜日アーキタンツさんだけでなく、月曜日プライベートスタジオ横浜、木曜日スタジオコスミークさんでも行っていますので、お気軽にどうぞ!