中谷メソッド in 早稲田大学人間科学学術院

早稲田大学人間科学学術院にて講師を担当して来ました。

 

今日は中谷メソッドの中でもとても鍵となる呼吸についてじっくり時間をかけお伝えしてきました。

 

呼吸には腹式、胸式、吸う、吐くとあり、一般的に「吸うより吐くを長く」、「吐き切ると良い」といった言葉を見聞きしますが、マニュアル的ではなく体感、実感としての違いを知ることから始めました。

吸うのも吐くのももちろんどちらも大切で、個人的に吸う方を初期の段階では重視していますが、呼吸としての吸った後、吐いた後から始まる世界の存在やそこから得られる身体感覚についてアイデアをシェアしました。

 

他にも呼吸とペース、足裏と姿勢、ペアでの感触、感覚の体感、五感を使った身体と心の感触の違いといった実践から、トレーナーの仕事についての概要と実際に現場で意識していることや個別と集団での意識することの違い、空間や時間の提供の仕方など細かい部分についても質問を受けながらアイデアをシェアしました。

 

また、メンタルの現場での悩みについてフィジカルの現場に置き換えるとしたらどのような対応をしているかなどより細かい質問についても一緒に考えていきました。

年齢は様々ですが、メンタルの分野で学ぶ学生の皆さんがどのような方々か普段触れることのない環境なので想像があまり出来ませんでしたが、皆さんとても素直で純粋で僕自身もリラックスして時間を過ごすことが出来ました。

 

フィジカルの専門家ではありますが、「心技体」と呼ばれるようにやはり突き詰め深めていくと行き着く場所であり、心の問題というのはクライアントの方の根本でもありますので、心の専門家の方々と協力し合いながらその方をサポートしていく重要性も実感出来ました。

 

フィジカル特有の問題、メンタル特有の問題、または両方が重なる問題なども垣間見え、今後深めていきたいテーマも沢山頂きました。

 

何よりも穏やかで素晴らしい環境の中過ごせたことを感謝しています。

個人的に以前から学校で講師をしたいと夢を見ていたので今回このような素敵な機会を与えてくださった桂川先生に感謝しています。

 

また次もと皆さんから嬉しい声も聞かせてもらえて幸せでした。

 

久し振りに学生の頃に感じていた学校を去る時の寂しさのようなものを感じています。

懐かしい感覚で心地良い一人電車の中にて。