青木尚哉グループワーク&リサーチプロジェクト

本日も「青木尚哉グループワーク&リサーチプロジェクト」でのボディワークをありがとうございました。
今日は音楽と身体の使い方についてアイデアをシェアしていきました。
音楽についてはリズムの取り方から始まり、リズムが取れる人と取れない人を分析し、その感じ方の違いから表と裏の感触の違い、音の発生とそこから生まれる表現の違い、音楽と身体の関係、音楽とステップ等、ダンスの基礎となる部分を根本的なことから見つめ直し深めてみました。
鳴っているから音楽なのか、鳴っていなくても音楽なのか、音楽があるからダンスなのか、無くてもダンスなのか、そういったことも含め、あまりにも慣れ過ぎて疑問にすら想わないことについて深める時間はダンサーにとってとても大切だと感じます。
個人的にも引き続き深めていきたいものですので、今後も実践していきましょう。
そして後半は身体の使い方について。
強い土台の基本となるハムストリングスのエクササイズから直線と螺旋、方向とムーブメント、痛めない身体の使い方から痛める身体の使い方までしっかりエクササイズしました。
特に方向と直線、その先にある螺旋から生まれるムーブメントについて知ることは一人で踊る時だけでなく、相手と踊る際にもとても役立ちます。
形ではなく中身を知ることで途切れることなく動き続けることも可能ですし、音楽をより視覚的で立体的な空間の中に表現するダンサーとしての役割を果たせるようになると思います。
ジャイロキネシスやジャイロトニック、ジャンピングボードまでのエクササイズを総動員しながら行いましたが、身体の使い方だけでなくダンスを理解する上でもとても重要ですので、若いうちからしっかり身体の使い方とムーブメントに対する考え方、感じ方、捉え方、表現の仕方を叩き込んでもらえたらと思います。
自分が目指すもの、形作ろうとしているものに対してもっとクリアに自分自身が相手に伝えられるように。
自分が踊るにしても舞台監督を始め多くの方に説明出来なければ実現出来ないし、まして一緒に踊るダンサーとの創作活動においても重要となる言葉という表現方法についてもっともっと精度を高めていけるようトレーニングしてきたいと思います。
そして若いダンサー達がもっと冷静に、もっと熱く突っ走っていけるように引き続きサポートしていきたいと思います。