僕にとってバレエの入門とは1)身体の使い方、2)音楽理論、3)空間芸術としてのバレエへの理解の3つの要素を身体で理解することだと思っています。
普通のレッスンではそれらをすっ飛ばして進んでいるので比較的早い段階で伸び悩みがやってきます。
それらを初めての人にも分かり易く説明出来るダンサーや教師はほぼいないでしょう。
もちろんロシアメソッドやRAD等で勉強されている方は答えることが出来るのではないかと思います。
入門時にどれだけの基礎を叩き込めるか。
そしてそこで得た力は応用力にも繋がります。
入門でちゃんと学ぶからこそ、迷いや不安なく基礎、初級と進むことが出来るのです。
例えば「ターンアウト」はより安全で楽にバレエを踊る為のテクニックです。
決して辛く、大変なものではありません。
プロとして活動するダンサーも含め、それらを学ぶことなくヴァリエーションやパ・ド・ドゥにチャレンジしている方も多く見受けられますが、当たり前過ぎて素通りしてきてしまったことや、疑問に感じていながら解決することを諦めてしまった多くのことについて答えを求める時間を作ってみましょう。
今以上にバレエを踊ることが楽しくなることは間違いありません。
向上心と探究心のある方のサポートが出来ることを心から願っています。