バレエと内股

日曜日朝のジュニアバレエクラスをありがとうございました。
今日は体幹を鍛えるをもう少し細かく、骨盤の引き上げと肋骨を下ろすことを行いました。
かなりキツイトレーニングではありますが、その効果はコンディショニングとしてもパフォーマンスの向上にとしてもとても大きいので、体重の軽い内にしっかり鍛えていきましょう。
そしてバレエパートでは足首について。
クラシックバレエにおける足首の使い方はとても重要です。
足首の動きがズレることで膝や股関節、背骨にも影響が出るからです。
残念ながら、現在美しいとされている踊り方では足首の捻じれが強くなり、怪我のリスクが高まります。
さらに足首の捻じれから内股になっている方が数多くいます。(僕自身もそうですが、、、)
そしてたちの悪いことにこのズレは歩行時にも起こります。
毎日の歩くという行為で足首や膝、股関節や腰をジワジワと痛め続けている可能性があるのです。
足首のコントロールとは足指のコントロールでもありますので、足裏の使い方をしっかり学んでいきましょう。
そして見せる動きと支える動き、健康的な動き等、それぞれに使い分けが出来る感覚を持ち合わせることが長く踊り続ける為に必要です。
バレエの注意の時に特に問題なのは「踵を前にして」です。
踵は前にするものではなく、前になるものですが、この注意によって足首に捻じれと内股が生まれます。
股関節からのターンアウトをマスターすること、そしてこの注意に変わる身体の使い方を研究し、伝えていく必要があります。
バレエ表現と健康における「本音の建前」はとても難しい問題です。
引き続きその溝を埋めていけるよう研究していきたいと想います。