ジャイロキネシストレーナー養成コース、認定トレーナーまでの流れ

近年ジャイロキネシスへの関心が深まり、資格の取得や、さらなる知識を得たいと想う方が多くなってきていますので、認定資格取得までの流れを簡単に書いておきます。

※ジャイロトニックも同様の流れになります。

 

ジャイロキネシスを教えらえるようになるにはまず「ジャイロキネシスプレトレーナーによる、プレトレーニング」を受講します。

 

 

《プレトレーニング》

期間はだいたい1週間。

毎日朝10:00~12:00までオープンクラス、その後お昼休みを挟みつつ、17:00頃までトレーナー養成コースの方のみで振付の身体の使い方を毎日みっちり行います。

クラス内容はコースを担当されるプレトレーナーの方にもよりますが、60分フォーマットがメイン。

このプレトレーニングは、資格取得を目指す方でなくても受講することが出来ます。

より深くジャイロキネシスを知りたい方にもお勧めのコースですので、ぜひチャンレンジしてみてください♪

※とっても大切なポイントですが、コースで使うテキストは全て英語です!日本語のテキストはありません。自分で頑張るのみです。

 

次にジャイロキネシスマスタートレーナーによるファンデーションコースを受講します。

 

 

《ファンデーションコース》

期間はだいたい2週間。

プレトレーニングと同様に毎日朝10:00~12:00までオープンクラス、その後お昼休みを挟みつつ、17:00頃までトレーナー養成コースの方のみで振付の身体の使い方に加え、クラスでの伝え方を毎日みっちり行います。

こちらもマスタートレーナーの方によりますが、60分フォーマットに加え、90分フォーマットの振付の確認、身体の使い方の確認、教えて方の確認を行います。

ファンデーションコースはプレトレーニングを修了した方でないと受講出来ません。

また、ファンデーションコースを修了した時点で、ジャイロキネシスのクラスを開講出来るアプレンディストレーナーとして活動していくことが出来ます。

そして、次のスーパーバイズドアワードコースまでに、規定時間数のクラスを開講する必要があります。

 

 

《ファンデーションコースその後》

無事にファンデーションコースを修了し、アプレンティストレーナーとなった後も、認定トレーナーになるにはマスタートレーナーによる3日間のスーパーバイズドアワードコース、オーソライズドマスタートレーナーによる3日間のファイナルサティフィケーションコースの2つのコースを受講する必要があります。

プレトレーニングからファイナルサティフィケーションコースまで、だいたい1年半くらいかかります。

 

そして、認定トレーナーとなっても、ジャイロキネシスの全てが分かるようになる訳ではなく、そこからが旅のスタートとなります。

 

プレトレーニングコースを受講する前に、ジャイロキネシスクラスをどれくらい受講しているかでコース中の過ごし方が全く変わります。

コースにはそれまでジャイロキネシスを受けた経験が無い方もいらっしゃいますが、資格の取得を検討中の方は、最低でも10回はクラスを受けておいた方が良いです。

なぜなら、振付を覚えるだけでコースが終わってしまうからです。

コースでは身体の使い方を覚えることに集中した方が良いので、ある程度クラスでジャイロキネシスの振りや流れが身についてから受講されることをお勧めします。

僕はマスタートレーナーのブラッドリー・クレーマーさん、宮内真理子さんのクラスを短期間ですが、かなりの回数受講する機会があり、プレトレーニングも2回受けることが出来たので、コース中は存分にジャイロキネシスへの探求を楽しんで日々を過ごすことが出来ました。

 

とにかく何も知らない状態でコースに飛び込むことは全くお勧めしません。

ジャイロキネシスの面白さであり、難しさでもありますが、ピラティスや他メソッドにあるような座学的なこと、解剖学的な勉強は基本的には一切ありません。

誰かの身体を変える前に自分の身体を変えること、その掴んだ感覚を伝えることに特化したメソッドですので、日々訓練あるのみです。

 

 

《認定トレーナーとなった後、、、》

認定トレーナーとなった後も、資格の更新の為に2年に一度マスタートレーナーによる3日間のアップデートコースを受講する必要があります。

またはもう一度ファンデーションコースを受講する、アップデートとみなされるコースを受講するという選択肢もあります。

ジャイロキネシスには、ジャイロキネシスレベル1,レベル2、ハッピームーブス、ロータスブロッサム、他たくさんプログラムがありますので、現在進行形のメソッドの面白さを味わってみましょう。

ただし、日本国内で開催されるコースはあまり多くないことも現状ですので、本場でもありますアメリカやドイツ、近年ではバリで開催されるコースに参加されるトレーナーの方も多いです。

 

とっても大切なポイントは「各コースのプレトレーナーとマスタートレーナーはどなたに受講しても大丈夫」ということです。

毎回同じでも、毎回違っていても大丈夫です。

出来るだけ沢山のトレーナーのクラスを受講し、自分自身がどのようなクラスをお伝えしていきたいか探求してみましょう。

 

 

《仕事としてのジャイロキネシストレーナー》

実はここからが一番大変な部分です。

ジャイロキネシスは残念ながら、日本においてはピラティスやヨガ、その他エクササイズメソッドと比較して非常にマイナーな存在です。

 

「ジャイロキネシスって何ですか?」

 

その問いにお答えするところから始めなくてはいけないことも現実です。

ジャイロキネシスという言葉でイメージ出来る運動動作、効果など、共通の理解が一般的にはまだありません。

ですので、ジャイロキネシスのクラスが始まる以前のその部分からお伝えしていく努力が必要となります。

そしてそんな資格を取得しようとしている現在、すでにフィットネスクラブやオープンスタジオで何かしらのレッスンを持たれている方と、そうでない方では資格取得後の活動に大きな差が生まれます。

 

まだ一般的でないジャイロキネシスというメソッドを使って、新しくクラスを開講する。

 

これは相当にハードルの高いものです。

そして、このことこそが、資格を取得する以前には考えていない現実的な部分でもあります。

このことは養成コースを含め、誰も教えてくれないことなので、自分の力で何とかする他ありません。

どこで、誰にジャイロキネシスを伝えたいのか。

そのことを常に考え、少しずつでも確実に形にしていきましょう。

自分の夢を形にするのは、いつでも自分自身であることを忘れずに。

資格を取ったからと言って急に社会的に何か特別な存在になることはありません!

 

そして、初心を忘れないこと。

正解はいつでも自分自身の中にあります。

 

ジャイロキネシスという素晴らしいメソッドに出逢い、晴れてトレーナーとなった方々、そしてコース中の方々のサポートが出来たらと想い、活動もしていますので、そちらもどうぞ。

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