哀しみと感謝と

佐々木忠次さんの訃報。

 

 

哀しみとご一緒した沢山の想い出、そして佐々木さんの声や表情が脳裏に浮かびます。

本当にエネルギッシュな方でした。

お正月、毎年恒例の新年会。

100人以上のお客様をおもてなしする為のお食事は全て佐々木さんの手料理。

そして飾り付けから何まで佐々木さんの手によるものでした。

普段はなかなかご一緒する機会の無いNBSの方々と過ごす時間も僕にとっては楽しい一時でした。

 

誰もやったことのないことをやってのけ、偉業を成し、その歴史を作る人間とはどういう人物なのか。

その歴史の中で一瞬ではありますが、触れることが出来たことは幸運以外の何ものでもありません。

色々と想い出すことはありますが、とにかくサービス精神旺盛な方でした。

 

この世界でもっともっとやりたいこともあったと想いますが、天国で数々の芸術家の方々とそれまでの日々の想い出をいつまでも熱く語り合っていてもらいたいですね。

みんな待ち焦がれていたかも知れませんね。

 

日本のバレエ界における功績は語る必要もありませんが、お客様をもてなすことへの熱意、これでもかという程の気配り、芸術への姿勢、何よりも覚悟ある行動と、佐々木さんのお仕事振りを間近で見させて頂けたことに感謝しています。 

 

今も、そしてこれからの人生においてもご一緒した日々の体験は僕の宝です。

心からご冥福をお祈りいたします。