バレエとトレーニング、運動について

今日はクラス後にご質問頂いたことで、いつも想うことがありました。

 

「ジムでのトレーニングをしても良いのか」という内容のご質問でした。

 

もちろんトレーニングした方が良いです。

普段の生活で重い荷物を持たなかったり、フリッサードやパドブレで移動したり、コンビニで買い物する時にレジまでシェネをして移動していないのだから、日常生活で必要とされる動きや筋力とバレエで必要とされる動きや筋力、方向を一緒にしないこと。

筋力や可動域うんぬんの前に、それぞれが持っている身体を使って、それぞれに応じた正しい動きが出来るようにしたいですね。

 

「美しさと健康、文化的なものと健康は関係のないもの」という前提で考えていくと、見失いがち、忘れがちなことをもう一度発見出来ると想います。

 

子どもなら学校の体育や部活動でもしっかり活躍出来るような身体を、大人の方なら普段の生活が過ごしやすく、そしていつまでも健康でいられるように。

バレエしか出来ない身体よりも、バレエ"も"出来る身体の方がより楽しいと想います。

プロですらもうバレエだけでは成り立たない世界なのですから、プロでないのならなおさらプロにはなかなかする機会や勇気のない様々なことにチャレンジした方が良いと想います。

その中でバレエの動きの特性や他の動きと共通する点を味わい楽しむことが出来たなら、それはとっても幸せなことですよね。

僕もそうありたいと想います。

 

人間とバレエ、その他多くのことを使い分けできる講師、スタジオでありたいですね。