土曜日午後からはアーキタンツさんでのバレエ入門クラス。
バレエ入門クラスですが、何をもって入門と呼ぶか。
特定のバレエメソッドを持たない教師にとってクラスレベルというのはとても難しい問題ですが、これからバレエを習っていくにあたり、この先絶対的に必要となることを伝えると共に、それらについてトレーニングしていくことが最も重要なポイントになることは間違いありません。
僕のクラスではいわゆる一般的なバレエ入門クラスというものをほぼ行いません。
なぜなら一般的な入門クラスですらあらゆる根本的な基礎知識やトレーニングをすっ飛ばしているからです。
ではその基礎知識やトレーニングというのはどういうものを指すのでしょうか。
それは踊る為に必要な身体の使い方や訓練法、そして踊る為に外すことの出来ない音楽を身体で奏でる為の知識と訓練です。
その二つがバレエを踊る為に必要不可欠ですが、その二つについて時間を割くクラスはあまり存在しません。
でもその二つはバーレッスン、センターレッスンにおいて日常的に行っていることでもあります。
ですがそれを意識している人はほんの一握りのダンサーに限られるでしょう。
バレエのレッスンで何を鍛え、何を行おうとしているのか。
それを知ることこそがバレエ入門に必要なこと、一番最初に知っておくべきことです。
それが分かればあとはどのレベルのクラスに出ても全く同じであることに気付きます。
そしてそれを知ってしまえば迷うことはなく、ただひたすらレッスンしていけば良いことも分かります。
一番最初に知っておくべきことは、レッスンで何をしているのか?ということです。
ただ形を真似しても残念ながらバレエはバレエになりません。
その中身を知ること。
その中身を知ることでバレエがバレエになっていくことを体験してもらえたらと願っています。
一般的な感覚からするとかなり特殊なクラスですが、とても大切なことをお伝えしているクラスですので、ぜひ興味のある方はご参加ください。
バレエがアートである意味を一緒に体験していきましょう。