Ballet du Cileさんでのジュニアクラスをありがとうございました。
今日は子どもたちから『ストレッチ』、『腸腰筋のトレーニング』、『レッスンの途中で気持ちが落ちた時の対処法』について質問を受けました。
毎回色々な質問をもらえるので、トレーナーとしても楽しいですが、子どもたちは真剣なので、しっかりお応えしています。
『ストレッチ』については様々方法があり、ストレッチを行う目的も様々なので、何を目的にその箇所をストレッチしたいのか聞くところから始まります。
今日はスタティックストレッチのコツと怪我のリスク、筋肉を緩めるためのトレーニング法についてお伝えしました。
ティッシュを使い、スタティックストレッチで反動をかけることのリスク、肉離れについても体験してもらいましたが、ストレッチが一番難しいので、ぜひ専門家にも相談してもらえたらと思います。
誰もが簡単に出来るものが一番難しいと覚えておいてください。プリエとかね。
そして、『腸腰筋』のトレーニング。
これは体幹の使い方が分かっていないと出来ないので、体幹とはなんぞやという部分を体感してもらいました。
筋肉を深層から順にスイッチを入れるやり方と、体幹を使わないで脚を動かした時の嫌な感じや重さ、違う筋肉にスイッチが入ってしまうことも体験してもらいました。
その反対に体幹を使って脚を支える、動かすとどれだけ軽いか、または負担がなく、本当に意識したい筋肉の場所も分かります。
僕のレッスンでは、どうしたら身体を痛めるのか、どの状態が正解の状態であるか、その両方を体験してもらいます。
マニュアルには載っていない、実践で使える体験を元にしたトレーニングなので、身体の使い方が即変わります。
教師やトレーナーをはじめ、ぜひ多くの方にお伝えしたいテクニックです。
レッスンの途中で気持ちが落ちた時の対処法は、人それぞれだと思いますが、雨の日も晴れの日も、調子の良い時も悪い時も毎日レッスンとリハーサルをし、舞台に立っていたバレエ団時代の僕の経験からアイデアをお伝えしました。
人間は心があり、身体があり、それとは別に魂があると感じています。
揺るぎない魂が、心や身体に影響され、生きています。
それは天気、天候にも例えられるかも知れません。
空がどんな状態であれ、上にはいつも輝く太陽がある。
雨が降ってもそれはたまたま降っているだけで、いつか止みます。
雨の日に頑張らなくても良いこと。
もし外に出るならば、傘をさせば良いこと。
そんなことをお伝えしました。
人間は生きていると色んな心の周期がやってきます。
それはたまたまです。
そう思えれば、魂が心に惑わされることはありません。
いつも雲の上、空の上には太陽が輝いている。
なんとなくイメージして、なんとなくぼんやりとやり過ごすことも大切です。
バレエを習う。
そこから学べることは本当に数知れずあります。
踊りを上手くなる。
それはただテクニックの習得だけのことではありません。
何よりもまず健康であること。
どこも痛みなく、元気に踊れることが大前提として、バレエを通して、そして大切な仲間とともに成長していくことを願っています。