身体の条件

条件

 

身体の条件が悪いと誰もが言う

 

けれど、バレエに合う身体の条件を持っている日本人なんて

 

そもそもほとんどいないと想う

 

バレエ団で踊るダンサー達だって

 

条件の良い人なんて一握りだろう

 

プライベートレッスンやグループレッスンをしていて気付くことがある

 

みんなそれぞれに素晴らしい身体を持っているということに

 

それは身体全体かも知れない

 

身体の一部分かも知れない

 

少なくても僕より条件は良い

 

バレエ団で踊るダンサー達よりも条件の良い人が多いことにも気付く

 

身体の条件は変えられない

 

誰かのを貰ってくっつけることも出来ないし

 

新調することも出来ない

 

神様が作ったルールのようなものだから

 

そこをどんなに嘆いても仕方ないし

 

意味もない

 

そんなことよりも

 

神が作った条件というルールの中で

 

自分の身体を愛し、認め、より良くあるよう努力し

 

思いっきり遊ぶだけだと想う

 

一日一日

 

少しずつ

 

誰か他の人の身体と比べるなんて

 

そんなつまらないこともなくて

 

ただ自分の身体の変化に、可能性に

 

気付き、驚き、喜ぶ時間が流れていくだけ

 

あの人のようにはなれない

 

それは

 

あの人は自分のようにもなれないって

 

それだけの意味だから

 

それに僕たちは知っている

 

身体の条件を越えて

 

世界で活躍し認められた日本人ダンサー達を

 

自分の身体に

 

自分自身に

 

自信を持って

 

優しくいきましょう

 

まだまだ

 

先は長いから

 

想っている以上に

 

ずっと

 

ずっと

 

いつも諦めているのは自分だけ

 

でも

 

僕は諦めない

 

あなたの持つ可能性を

 

神様がくれた

 

その身体を